メディアドゥ、海外出版事業説明会を開催|米国の出版社Seven Seasのグループ参画と海外展開について、計437名に向け説明
株式会社メディアドゥ(東証プライム 3678、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 藤田 恭嗣、以下「当社」)は、北米のマンガ市場における独立系No.1の出版社であるSeven Seas Entertainment, LLC(所在地:米国、CEO & Founder Jason DeAngelis、以下「Seven Seas」)が3月にメディアドゥグループに参画したことを踏まえ、2026年3月16日(月)、出版業界向け「海外出版事業説明会」を当社で開催いたしました。
当日は当社現地で234名、オンラインで203名、計437名の出版業界関係者などの方々にご参加いただき、Seven Seas、Media Do International, Inc.(以下「MD-i」)、当社の3社の代表から、メディアドゥにとって過去最大の買収であるSeven Seasのグループ参画を踏まえた不退転の決意の表明として、日本のコンテンツを世界へ届ける力強い架け橋となるための当社グループの構想をお伝えしました。
説明会後に回答いただいたアンケートでは、今後の市場拡大や支援への期待とともに「日本文化の保護も含めた海外展開として非常に前向きな印象を受けた」「Seven Seasの方針や取り組みを初めて直接聞き、良い機会となった」「今後の具体的な取り組みも詳しく知りたい」といったお声を頂戴いたしました。
Seven Seasについて
Seven Seasは2004年設立。「Discover Your Treasure!」を理念に2000年代後半にライセンス事業、2010年代にライトノベルなどの新ジャンルを拡大。2020年以降は世界的なマンガ読者層の急増と共に業容を急拡大し、2021年には世界最大級の出版社Penguin Random House社との販売・流通パートナーシップを締結、2023年にはオーディオブックの出版を開始しました。
22年で100社以上の出版社と契約し、マンガやライトノベルなど多様なレーベル・作品を取り扱い、1,300以上のシリーズのライセンスを取得、5,000以上ものタイトルを北米のマンガ独立系No.1出版社として刊行してきました。
海外出版事業説明会 登壇者
・Seven Seas Entertainment, LLC CEO & Founder Jason DeAngelis
・Media Do International, Inc. 代表取締役 塩濵 大平
・株式会社メディアドゥ 代表取締役社長 CEO 藤田 恭嗣
説明会の内容
冒頭は当社代表の藤田が登壇し、「MD-iが10年間取り組んできた日本コンテンツの海外展開支援の中で、会いたくても会えない存在であるSeven Seasのジェイソン氏との信頼を塩濵氏が一歩一歩構築した結果、昨年にご縁をいただき、すぐに意気投合した」とSeven Seasのグループ参画の経緯を紹介。
そして当社とSeven Seasの理念が一致していることに触れながら「Seven Seas、そしてジェイソン氏は、持ち前の目利き力で日本のコンテンツを発掘し、リスクを取って北米で市場を開拓してきた。日本コンテンツのマーケットはこれからも拡大していく。Seven Seasと力を合わせ、電子やオーディオブックはもちろん、紙の本でも、不退転の思いで皆様の作品を継続的かつ安定的に世界へ届けていきたい」と挨拶しました。
続いてジェイソンは、6年間の秋田県での生活など、日本文化への造詣の深さ、マンガへの愛をうかがわせる経験とSeven Seasの設立経緯を語った上で、これまでのSeven Seasの歩みを説明しました。
ジェイソンは「米国の書店ではマンガコーナーが劇的に拡大し、多くの店舗で最も活気のあるカテゴリの一つ。10代の多くの若者がこの10年でSNSやアニメ、書店、図書館で日本のマンガを発見し、マンガと共に育っている。これは米国ではユニークな傾向で、大人になっても生涯のファンになるだろう。(ライトノベルや)マンガの世界観は、現実の世界を越えた世界を作り上げるパワーを持っている」と語り、その一方で「日本の出版の中で生み出される素晴らしい作品は、まだ世界では“隠された宝物”であることが多い」と説明。
米国でヒットする作品を見つける目利きができる理由は「私たち自身がファンであり、読者の声を常に聞き、ファンが求める物語を届けようとしているから」とした上で、「発行点数を増やしている中でも、Seven Seasは変わらずに敬意を持って丁寧に作品を選択し、質を何よりも重視して、手をかけて読者にお届けする。そして日本のマンガ・コンテンツを守り、世界の市場を育てていきたい」と信念を語りました。
Seven Seasは「継続性」(Continuity)と「安定性」(Stability)を維持すると強調し、最後に「メディアドゥグループの一員となることで、日本のクリエイター、出版社、世界中のファンをつなぐ更に強力な架け橋となれることを光栄に思う。日本の素晴らしい作品を、世界中の読者に届けるためにこれからも尽力したい」と意気込みを述べました。
そして閉会に際して、塩濵は「MD-iは設立した10年前から一貫して、日本のコンテンツを世界へいかに届けていくかを追求し、いわば黒子として日本の出版業界の支援に徹してきた。Seven Seasは全方位のニッチなカテゴリの作品を大きな市場に育てる担い手として、世界で評価されている。MD-iは今後も皆様のコーディネーター役として期待を実現したい。『MORE CONTENT FOR MORE PEOPLE!』と『Discover Your Treasure!』という理念は、世の中に永遠に貢献できるテーマだと思う。Seven Seas、日本のメディアドゥの仲間たちとともに、皆様のために働きたい」と、来場いただいた皆様への感謝とともに挨拶をしました。
今後世界で拡大するマンガ、ライトノベル、小説などの日本コンテンツのマーケットにおいて、メディアドゥは日本の出版社の皆様の窓口として、Seven Seasは世界の読者の皆様の窓口として強固に連携し、日本コンテンツを世界に届ける流通の仕組みを確立してまいります。