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2022.09.09

メディアドゥ、視覚障害者向け電子図書館「アクセシブルライブラリー」がデジタル庁「good digital award」でエンターテインメント部門優秀賞を受賞

3自治体の公共図書館で提供中、「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」に貢献

株式会社メディアドゥ(東証プライム 3678、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 藤田恭嗣、以下「メディアドゥ」)が提供する、独自の電子書籍ファイル自動読み上げ技術を活用した視覚障害者向け電子図書館システム「アクセシブルライブラリー」が、デジタル庁の「good digital award」で「エンターテインメント部門」の部門優秀賞を受賞しましたので、お知らせいたします。

メディアドゥは誰もが読書を楽しめる環境の整備を支援すべく、今後も自治体や出版社の皆様のご協力のもと、導入地域と提供作品の拡充に邁進してまいります。


「アクセシブルライブラリー」に関する詳細とお問合せ:https://acc-lib.mediado.jp/

(テキスト版:https://acc-lib.mediado.jp/text/




「アクセシブルライブラリー」の概要

京都府宇治市、石川県加賀市、新潟県三条市の3自治体の公共図書館で提供を開始しております。公共図書館による視覚障害者専用電子図書館の開設は全国初の取り組みです。

導入先(導入日)

・京都府宇治市(2022年6月1日)

・石川県加賀市(2022年7月1日)

・新潟県三条市(2022年7月24日)

提供作品数13,000点(小説、趣味・ビジネスなどの実用書ほか多数)
協力出版社(五十音順)

アルファポリス、ゴマブックス、実業之日本社、スターツ出版、竹書房、日本文芸社

※コンテンツ提供を今後予定する出版社も含みます

※いずれも2022年9月9日時点、順次拡大予定



デジタル庁「good digital award」について

デジタル庁が2021年に創設した「デジタルの日」で、2022年より新たに開始した賞です。「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」に貢献している、又は今後貢献し得る個人や企業・団体の取組をデジタル大臣等が表彰します。「デジタルの日」検討委員会構成員等が審査し、9部門の部門優秀賞の中から部門最優秀賞、さらに、グランプリが選出されます。

good digital award 特設サイト:https://digital-days.digital.go.jp/gda/



「アクセシブルライブラリー」の詳細

アクセシブルライブラリーは、現在でも数多く存在する音声の自動読み上げが可能な電子書籍データを活用した、導入先の市区町村に在住する視覚障害の身体障害者手帳をお持ちの方が利用できる電子図書館サービスです。

本サービスは出版社からお預かりした電子書籍データを共通プラットフォームで各自治体に提供します。

導入自治体に利用を申し込むと、ID・パスワード・QRコードが記載された利用者IDカードが発行されます(申込方法は各導入自治体にお問合せください)。カードに記載のQRコードをスマートフォンやタブレットで読み取ると、Webサイト上で図書の検索や読書が楽しめます。

<主な特長>

本サービスは国内で約30万人※と推計される視覚障害者に対し、過去の作品、そしてこれから生み出される多様な出版物を、継続的かつ効率的に提供することを目指します。主な特長は以下の4点です。

※出典:厚生労働省「平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」(2016年)


①視覚障害者に特化し、介助なしで利用可能なUI

開発陣とアドバイザリースタッフには視覚障害を持つメンバーがおり、常に視覚障害者の立場でシステムの開発を行っています。webサイトはスクリーンリーダーで理解しやすい構成になっており、視覚障害者が自力で操作することが可能です。全てのページが総務省が推奨するウェブアクセシビリティに関する日本産業規格「JIS X 8341-3:2016」の適合レベル「AA」に準拠しています。

本サービスのJIS X 8341-3:2016適合レベルについて:https://acc-lib.jp/jisx

②高速でも聞き取りやすい音声自動読み上げシステム

最新の音声合成技術を採用し、長時間聴いても疲れにくく、高速再生にも対応しています。なめらかで自然な音声で、好みの話者を選択することも可能です。さらに、変換辞書データは随時更新されるため、読み上げ精度は日々向上し続けます。

③自治体の人口規模に応じた定額のサービス体系

サービスの維持と技術的アップデートを可能にするため、自治体ごとに利用料をいただきます。本サービスはシステム構築費やコンテンツの追加購入費が必要なく、利用料は自治体の人口に応じた月額定額制(いわゆるサブスクリプションモデル)で提供します。予算措置を取りやすく、利用しやすいサービス体系です。

④待ち時間なしで読める読み放題コンテンツ

アクセシブルライブラリーで提供しているコンテンツは全て、読み放題モデルで提供しています。利用者は他者の返却待ちをする必要がなく、いつでもどこでも読みたいコンテンツを利用することができます。コンテンツの種類は順次、自動的に増えていくため、利用者は常に新しいコンテンツと出合うことができます。




アクセシブルライブラリーの開発背景

2019年6月28日に施行された「読書バリアフリー法」第3条では、視覚障害者などが利用しやすいアクセシブルな書籍/電子書籍の量的拡充・質の向上が自治体などに求められています。

これを受け、メディアドゥは自治体などの取り組みを支援するツールとして、視覚障害者向け電子図書館システム「アクセシブルライブラリー」を開発しました。出版流通サプライチェーンと無縁であった視覚障害のある方々に、質量ともに充実した読書機会を提供したいとの願いから生まれました。

本システムの開発・実証実験は、経済産業省の令和3年度「コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金(J-LOD)」の「コンテンツのサプライチェーンの生産性向上に資するシステム開発・実証を行う事業」の採択を受け、2021年8月から2022年2月に実施しました。実証実験には視覚障害者40名以上のほか、株式会社日本文芸社が参画しました。


(参考)京都府宇治市「視覚障害者専用電子図書館サービスについて」

(参考)石川県加賀市「7 月 1 日 デジタル図書館がオープンします」


アクセシブルライブラリー担当者の声(オウンドメディア)

メディアドゥが運営するオウンドメディア「Medicome!」では、「出版のアクセシビリティ対応を後押しする『アクセシブルライブラリー』担当者の想い #WhatIsMediaDo?」と題して、担当社員にアクセシブルライブラリーの開発背景を聞くインタビュー記事を公開いたしました。あわせてご覧ください。

出版のアクセシビリティ対応を後押しする「アクセシブルライブラリー」担当者の想い #WhatIsMediaDo?

https://medicome.mediado.jp/people/5877/

本リリースに関する問い合わせ先

株式会社メディアドゥ 広報担当:戸張(とばり)/大坂(おおさか)
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル 5F
E-mail:contact@mediado.jp

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