株式会社メディアドゥ（東証第一部 3678、本社：東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 藤田恭嗣、以下「メディアドゥ」）が運営する、発売前の本のゲラなどを影響力ある読者に電子データとして配布し、本の「発見」を応援するWeb販促サービス「NetGalley™（ネットギャリー）」日本版は、登録会員数が1万人を突破いたしましたので、お知らせいたします。

2022年1月末の会員数は2020年1月末と比べ、およそ2倍に拡大。書店関係者もほぼ倍増し、図書館・教育関係者は約3倍となっています。この背景には、1) 2021年1月の書籍閲覧専用アプリ「NetGalley Shelf」ベータ版リリースによってユーザーの利便性が向上したこと、2) 2020年以降のコロナ禍でリモートワークを余儀なくされ、書籍の商談会や図書展示会が各地で中止となる中、新刊の仕入や選書を行う書店、図書館、教育機関などの皆様からのニーズが拡大したこと――が挙げられます。今後もWebで新刊に出合えるツールとして、書籍に携わる方々のデジタルでの情報収集を支援してまいります。

NetGalley（https://www.netgalley.jp/）について

NetGalleyは、書店員や図書館司書、教育・メディア関係者など影響力のある読者を中心とする登録会員が、出版社の提供する発売前の本やおすすめの既刊本の本文データを閲覧し、仕入や選書などの参考に活用できるサービスです。NetGalleyは本の中身を閲覧するだけでなく、出版社へ本の感想や応援レビューを届けることができます。NetGalleyを利用する書店員、図書館司書など、多くのプロフェッショナルな読者の声が、作家の応援につながっています。出版社は会員のレビューをマーケティングやプロモーションに活用可能です。2022年2月時点で国内77社の出版社が利用し、常時約250点の作品が閲覧リクエストを受け付けています。

NetGalley 利用会員の声

＜ジュンク堂書店 藤沢店 鈴木沙織 様＞

コロナ禍の影響もあり、出版社の営業担当さん達とも会ってお話する機会が減っている中、NetGalleyで気になる作品を直接確認できるのは商品への知識も増えて、仕事に直結してとても助かっています。NetGalleyへコメントを上げることによって、通常業務ではあまり関わる機会のない編集さんや作家さんとの縁もでき、担当ジャンル以外の作品も読めるのも大変嬉しいです。書店員で読書が趣味の自分にとっては、趣味と実益を兼ねる、とてつもなく有難いツールです。

＜徳島県 学校図書館職員 恵美純子 様＞

学校図書館職員として、購入する書籍はなるべく内容を確認したいものです。コロナ禍で展示会等が軒並み中止になる中、ネット環境さえあれば時間を問わず「発売前の書籍を読める。」NetGalleyはとても重宝しています。そして何より「一足先に読める。」というお得感に加え、レビューを投稿するとイベントに参加できるなど多くの企画があり、もはや職員としてではなく、いちファンとして毎回ワクワクさせてもらっています。

NetGalley 利用作家・出版社の声

＜児童文学作家 くすのきしげのり 様＞

NetGalleyにより、書店員や司書といった会員の皆様へダイレクトに新刊情報が届くことは、効果的であり、特に一昨年来の新型コロナ禍にあってはたいへん心強いものです。

もちろん作家としては、新作に対していち早く関心を持ってくださる会員の皆様のご期待にこたえるよう、また出版社の願う販売に結びつくよう、より質の高い、物語る力のある作品を目指さなければなりません。会員の皆様から寄せられるコメントは、私にとってエールであり、NetGalleyのシステムは、私のプロ意識を大いに刺激するものなのです。

＜(株)学研プラス 出版事業部 児童出版事業室／実用・一般出版事業室 池澤庸介 様＞

学研プラスでは児童書を中心に活用させていただいております。書店員さんや司書さん以外にも、なかなか感想を聞く機会がない、お子さんがいる方や絵本好きの方まで幅広い会員さんにゲラを届けることができています。いただいた貴重なレビューは、店頭POPや新聞宣伝のコメントに活用させていただいています。最近では作家からもNetGalleyでレビューを集めてほしいと言われるようになりました。これからもゲラを通じて一人でも多くの会員さんとコミュニケーションをとっていきたいと思います。

＜(株)講談社 宣伝部 宣伝企画グループ 小川竹虎 様＞

NetGalleyは読者と出版社を直接繋ぎ多彩なゲラを共有できる、使うほどに味わいが増すツールです。営業部に限られていた書店さんとの作品内容を巡る深いコミュニケーションも全社的に成立し、発売前作品の盛り上げに役立ちます。レビューは、読者の反応を発売前に実感でき、出版社員はもちろん、時に作家さんご本人も目を通されます。宣伝コメントに活用できるほか、読書という習慣（趣味）の普及、作家応援に最適なものです。読者の皆さんには、どうか今後とも益々たくさんのレビューをお寄せいただき、一緒に「日本の読書」を推進していければと願っております。

公式アプリ「NetGalley Shelf」について

NetGalleyで紹介されている本の電子ゲラを閲覧できる公式アプリ「NetGalley Shelf」は、2021年1月にベータ版がリリースされ、新規登録者拡大の後押しとなっています。

従来、NetGalleyでダウンロードした本文データは外部サービスのIDを取得し、リーダーアプリに認証させるなど、本が閲覧できるまでに複数のステップがあり、煩雑さに苦労される方も多く見受けられました。モバイルアプリを利用すると、外部サービスへの登録は不要となり、NetGalleyのログインIDで初期設定を行うだけで閲覧ができるため、ユーザーの負担は大幅に軽減されます。正式版は2022年春のリリースを予定しています。

サービスに関するお問い合わせは下記よりお寄せください。

Mail: netgalley@mediado.jp