ニュースリリースnews release

2015.06.30

メディアドゥとOverDrive、OverDriveの電子図書館システムを国内で初めて公共図書館に提供

〜 龍ケ崎市立中央図書館などの2図書館が電子図書館を導入へ 〜

株式会社メディアドゥ(東証マザーズ3678、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田恭嗣、以下メディアドゥ)と、楽天グループの子会社で電子図書館プラットフォームとして世界最大手の米国OverDrive, Inc.(本社:オハイオ州クリーブランド、社長兼CEO:スティーブ・ポタシュ、以下OverDrive)は、OverDriveの電子図書館システムを、国内の公共図書館として初めて、龍ケ崎市立中央図書館に提供します。そのほか、導入に向けて潮来市立図書館と協議・調整を進めています。

龍ケ崎市立中央図書館は7月上旬、潮来市立図書館とは順次サービス開始に向けて調整中です。

両図書館では、主婦や子供向けを中心とした和書の貸出コンテンツのほか、OverDrive経由で小学生の英語学習に活用できる洋書コンテンツ等も取り揃え、今後は和書、洋書共に順次、蔵書数を増やしていく中で、英語以外の洋書コンテンツの調達も増やしていく予定です。

電子図書館では、いつでも、どこでも電子書籍コンテンツを利用することが可能です。電子図書館システムを導入することで、図書館の利用者数の増加に繋がることが予想され、将来的には図書館がコミュニティの中心的な存在として地域に貢献していくものと期待されます。

メディアドゥとOverDriveは、2014年5月に戦略的業務提携を発表し、国内の公共、大学、学校図書館向けに電子図書館サービスを提供する準備を進め、今年4月より正式にサービスを開始しました。
電子図書館は、来年の2016年4月から施行される「障害者差別解消法※」に公共図書館が対応するための一つの手段として、大きな注目を集めています。
今回、両図書館が公共図書館として初めてOverDriveの電子図書館システムを導入することで、今後さらに電子図書館への関心が高まるものと考えており、電子図書館導入時のコンテンツ選定や運用ルール策定等、様々な導入コンサルティングニーズに対応できるよう体制整備を進めていく予定です。

メディアドゥは、「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人に届ける」ことを目指しており、利便性の高い電子図書館を普及させていくことで、より多くのユーザーが優れた著作物に触れる機会を増やしていくとともに、国内の図書館運営の効率化を促進し、図書館によるコンテンツ流通を積極的に支援してまいります。

OverDriveは、人々が時間や場所、端末を選ばずに、豊富なデジタルコンテンツを借りて読書を楽しめる環境を広げることをミッションに、現在、米国やカナダ、英国などを含む約50カ国で、約5,000の出版社が提供する250万以上のタイトルを取り扱い、3万を超える施設にサービスを提供しています。今年4月に楽天グループの一員となり、日本でも今後、メディアドゥと共に利便性の高い電子図書館サービスをさまざまな施設に展開していきます。


【図書館情報】
■龍ケ崎市立中央図書館
〒301-0004 茨城県龍ケ崎市馴馬町2630
龍ケ崎市立中央図書館の紙本の蔵書冊数は約26万冊、図書館利用者数は5万人
(平成25年度図書館概要参照)

■潮来市立図書館
〒311-2436 茨城県潮来市牛堀289
潮来市立図書館の紙本の蔵書数は約16万冊、図書館利用者数は1万9千人
(平成25年度図書館概要参照)

※ 障害者差別解消法:「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のこと。障がいを理由とする差別の解消の推進に関する基本的な事項や、国の行政機関、地方公共団体等及び民間事業者における障がいを理由とする差別を解消するための措置などについて定め、すべての国民が障がいの有無によって分け隔てられることなく、共生する社会の実現につなげることを目的とした法律。平成28年4月1日施行予定。


OverDrive 会社情報
会社名  :OverDrive, Inc.
設立年  :1986年
本  社 :米国オハイオ州クリーブランド
主な事業 :図書館向けに、電子書籍やオーディオブック貸出等の電子図書館サービスを提供

本リリースに関する問い合わせ先

株式会社メディアドゥ 広報担当:戸張(とばり)/大坂(おおさか)
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル 5F
E-mail:contact@mediado.jp

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