こんにちは。メディカム編集部 経営企画チームです。
メディアドゥは2025年4月14日(月)、2025年2月期 通期決算を発表しました。通期業績は3期ぶりの増収増益を達成しており、新たに発表した中期経営計画に基づいてさらなる成長を目指します。詳細はニュースリリースにまとめておりますので、ご参照ください。
メディアドゥは電子書籍流通事業の「売上高前年比成長率」を四半期ごとに決算説明資料で公表しており、メディカムではこの解説を掲載します。
2024年3月~25年2月累計売上高は、前年比+8.9%成長
2025年2月期累計(2024年3月〜2025年2月)の売上高前年比成長率は、108.9%となりました。2024年2月に獲得した新規商流が売上高の伸びに貢献し、今期全体を通して好調に推移しました。出版社・電子書店のキャンペーン数も前年より大きく増加しており、電子書籍市場は成長基調に回帰したものと見ています。
※前期(2023年3月~24年2月)は、5月から新型コロナウイルスが5類感染症に移行したことによる人流変化と、それらを見据えたキャンペーン控えがあった影響で、通年で2022年比の成長率が鈍化傾向にありました(前期の累計成長率:104.3%)。
※既存商流:2025年2月期・2024年2月期ともに取引がある商流
新規商流:2025年2月期、新たに加わった商流
2025年2月期4Q(2024年12月~25年2月)の単月成長率は、12月は113.6%、1月は105.7%、2月は103.2%でした。12月は年末の休日数が例年より多く、大型キャンペーンが好調だったことが影響し、2025年2月期で最高の成長率を記録しました。
一方、2月はプラス成長を維持したものの、成長率は+5%を下回りました。これは前年度2月に獲得した新規商流が一巡したことに加え、前年度2月がうるう年で売上が好調だったことの反動によるもので、一時的な鈍化と捉えています。
(出所:インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2024」)
商流別の状況
2025年2月期の成長率は既存商流で+4.1%、ピッコマ※を含む新規商流で+4.9%でした。
既存商流が前期の成長率を下回ったのは、前年度において大きく売上成長が見られた一部期間の反動減と見ています。具体的には前年度の2024年10月において、人気作品のアニメ化や、一部大手電子書店が大型キャンペーンによって前年同月比で2倍超の売上を記録したことなどが挙げられます。
ジャンル別の状況
当社売上の8割強を占めるコミックにおいては引き続き、大手電子書店を中心としたキャンペーン展開の拡大が成長をけん引しました。書籍(文字もの)についても、書店のキャンペーン実施や好調な作品の影響によって、年間を通して前年比で安定的に成長しました。
<ジャンル別売上高前年比成長率>
コミック:108.8%
書籍:106.5%
写真集:128.8%
雑誌:98.9%
※新規商流の成長率に貢献しているピッコマについては、2024年9月より電子書籍データファイルの納品に関するシステム連携を開始しています。詳細はニュースリリースをご覧ください。