株式会社メディアドゥ（東証プライム 3678、本社：東京都千代田区、代表取締役社長 CEO　藤田 恭嗣、以下「メディアドゥ」）は、マイナンバーカードに特化した行政分野のデジタルIDソリューション「xID（クロスアイディ）」を提供するxID株式会社（本社：東京都千代田区、CEO　日下 光、以下「xID」）との連携による、マイナンバーカードを活用したアプリ認証を実装した電子図書館サービスが2023年10月、2市村で導入されましたのでお知らせいたします。10月1日に福島県昭和村、10月11日に岐阜県美濃市で利用が開始されました。また、12月には茨城県五霞町で導入予定です。

福島県昭和村電子図書館（10月1日開始）、岐阜県美濃市電子図書館（10月11日開始）のWebサイトイメージ

参考（五霞町公式Webサイト「マイナンバーカードを利用した電子図書館サービス【構築】」）：
https://www.town.goka.lg.jp/gyousei/machizukuri/digitalization/page005126.html

マイナンバーカードを活用したアプリ認証の導入により、オンラインで厳格な本人確認・住民確認が完結するため、住民は図書館窓口に行って手続きをしなくても、即時に電子図書館の利用が可能となります。

これまでの図書館訪問のための移動時間や窓口での手続き時間を勘案すると、住民一人当たり60分以上の時間削減が見込まれ、すぐに電子図書館を利用したいというニーズに応えられるだけでなく、大事な時間を余暇などにあてることができます。また、図書館職員の業務負荷軽減にもつながります。

※サービスの詳細はこちら（2023年9月7日のプレスリリース）：
https://mediado.jp/service/6270/

メディアドゥでは「ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人へ」というビジョンのもと、電子書籍を中心に様々なコンテンツを世に広め、著作物の健全な創造サイクルを実現することを企業理念としています。本取り組みもこの考えに基づくものであり、今後も両社の連携により、貸出データを活用したサービスの拡張や自治体の区分を超えた広域での電子図書館導入など物理の図書館では実現しない付加価値の提供を目指すほか、より多くの人々がコンテンツを楽しめるよう各自治体が広く導入しやすいモデルを構築し、ご提案してまいります。

コメント

＜福島県昭和村電子図書館 昭和村教育委員会 五十嵐 正富 主査 コメント＞

本村では、誰でも・いつでも・どんな場所でも・学びたいときに学べる機会を提供し、過疎や地理的環境に囚われず、子どもからお年寄りまで生涯にわたって学び・活躍し、それぞれの尺度で「ここちよく」暮らせる村を目指し、既存の公民館図書室と併用する形で、マイナンバーカードを活用したオンライン完結型の電子図書館をオープンしました。

オープン以降は早速、xIDを活用した利用が増えており、子育て世代や日中勤務されている方からも好評をいただいております。また、オンラインの強みの一つでもあるオーディオブックは英語の本も取り揃え、小・中学生の自主学習にも活用されています。

＜岐阜県美濃市電子図書館 美濃市図書館 川合 健介 館長 コメント＞

今回導入したマイナンバーカードを活用した電子図書館サービスは、図書館へ来館することなく、自宅や外出先などで、利用者される方の都合に合わせて利用できることが最大の利点であると考えています。利用方法をご説明した年配の方から、これで図書館まで行かなくても本が読める、といった声や、スマホで読むことで子どもが興味を持ってくれた、といった声をいただいております。今後も、これまでお仕事などで開館時間中に来館できなかった方や移動手段がないため図書館を利用できなかった方などの利用を促進し、新しい本との出会いの機会とすべく活用していきたいです。