ニュースリリースnews release
メディアドゥ、韓国CONISTと戦略的パートナーシップ締結
縦スクロールコミック市場の拡大を加速化
株式会社メディアドゥ(東証プライム 3678、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 藤田 恭嗣、以下「メディアドゥ」)は、CONIST Co., Ltd. (本社:韓国・ソウル市マポ区、代表取締役社長 カン・テジン、以下「CONIST」)と縦スクロールコミック事業における戦略的パートナーシップ契約を2023年8月18日付で締結しました。
本契約締結により当社は、CONISTが手がける縦スクロールコミックのデータ分析サービス及びAI基盤の縦スクロールコミック制作支援ソリューションの日本国内における販売促進を担い、国内の出版社や電子書店などが縦スクロールコミック市場に参入しやすい環境を作るとともに、市場拡大に貢献してまいります。

本パートナーシップ契約締結の目的
メディアドゥでは縦スクロールコミック市場の拡がりを背景に、グループ各社や国内外の出版社、制作スタジオ、電子書店などとの連携により、国外作品の調達・翻訳・流通を担うほか、縦スクロールコミック専門レーベル「YUZU comics」を2022年8月に立ち上げ、流通・制作の両面からIP価値を最大化することで縦スクロールコミック市場の拡大に貢献することを目指してまいりました。
CONISTは、縦スクロールコミックをはじめとするデジタルコンテンツのビッグデータとAI技術を活用したサービスを展開しており、会社設立から約8年間で、韓国・日本・英語圏の電子書店で流通する日韓の縦スクロールコミックやウェブ小説などのデータを100億件超保有しています。中でも縦スクロールコミックのデータ分析サービス「COCODA」はそれらのデータを分析し、サービスを利用する日韓の制作スタジオ・出版社・電子書店・放送局・学校など約80の法人に対し、作品情報・書店別作品ランキング・海外配信状況・業界トレンドなど作品動向に関わる様々なデータを提供しています。また、同社は「COCODA」で培ったノウハウやネットワークを生かし、AI技術を活用してスケッチ(線画)やカラーリングなど縦スクロールコミック制作工程の効率化を支援するサービス「KRIDA AI」のβ版の展開を2023年8月に開始し、2024年3月には正式版のリリースを予定しています。
本パートナーシップ契約は、当社が、CONISTが手がける「COCODA」と「KRIDA AI」の日本国内における販売促進を担い、縦スクロールコミックに不可欠な制作工程の業務効率化及び生産性向上を支援することで、国内の出版社や電子書店などが縦スクロールコミック市場に参入しやすい環境を作るとともに、縦スクロールコミックを含む電子書籍市場のさらなる拡大に貢献することを目指すものです。
サービス詳細
【COCODA(ココダ)】
日韓の縦スクロールコミックやウェブ小説などの作品動向を分析するサービスです。韓国・日本・英語圏の電子書店50店で流通する作品のデータを毎年10億件以上収集しており、会社設立から約8年間で100億件超のデータを保有しています。書店別・作品別の閲覧数や売上などをもとに分析し、作品情報・書店別作品ランキング・海外配信状況・新作情報・業界トレンドなど様々なデータを提供します。作品動向の分析により、トレンドを先取りして制作方針に反映できるなど、読者ニーズの高い縦スクロールコミックの制作を実現できることが強みです。2021年7月にリリースされ、韓国の制作スタジオ・出版社・電子書店・放送局・映像制作会社・学校などが利用しているほか、2022年11月には日本へのサービス提供を開始し、国内の出版社・電子書店も含めた約80の法人で利用されています。


COCODA ダッシュボード
【KRIDA AI(クリダ エーアイ)】
AI技術を活用して、著作者から提供されるキャラクターのポーズや表情などのデータを学習し、多様なポーズや表情などを生成できる縦スクロールコミック制作支援ソリューションです。1コマあたり30秒以内にスケッチを生成するなど、時間や手間がかかる制作工程を自動化し、作業の効率化・スピードアップを図ります。2023年8月にAI技術でスケッチからカラーリングまでの制作工程を高精度で支援する新サービスとしてβ版の提供を開始しており、2024年3月に正式版をリリースする予定です。

※背景生成は今後実装される予定
CONIST 会社概要
会社名 | CONIST Co., Ltd. |
代表者 | 代表取締役社長 Tae Jin, Kang |
設立日 | 2015年12月3日 |
所在地 | 4F, 78, World Cup buk-ro 6-gil, Mapo-gu, Seoul |
事業内容 | ウェブトゥーンデータ・AI R&D等 |
URL | https://conist.co.kr/ |
縦スクロールコミック市場について
縦スクロールコミックは、「ウェブトゥーン」の名称でも親しまれる韓国発の新たな電子コミックの一種です。縦にスクロールして読むスマートフォンに最適化されたスタイルで人気を集めています。韓国の縦スクロールコミック市場は2021年時点で1兆5,660億ウォン(1,566億円)と、2017年の3,799億ウォン(380億円)から4年で4.1倍の急成長を遂げています※1。グローバルでの市場規模は、約4,400億円(2021年)から7年間で約7倍の約3兆1,500億円(2028年)まで急成長することが予想されています※2。国内においても2021年の4.16億ドル(約460億円)から2028年には25.67億ドル(約3,200億円)と6倍以上になることが予想され、出版市場のさらなる成長に大きく貢献することが見込まれます※2。
※1 出典:韓国コンテンツ振興院「2022 ウェブトゥーン企業実態調査報告書」(1ウォン=0.1円として換算)
※2 出典:QYResearch「Global Webtoons Market Size, Status and Forecast 2022-2028」(2021年:1米ドル=110円、2028年:1米ドル=125円として換算)
利用に関するお問い合わせ先
利用までの流れや料金体系等に関しては、下記にお問い合わせください。
md-tsc@mediado.jp
本リリースに関する問い合わせ先
株式会社メディアドゥ 広報担当:戸張(とばり)/大坂(おおさか)
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル 5F
E-mail:contact@mediado.jp