株主通信BUSINESS REPORT

株主通信では、経営戦略や事業並びに業績の進捗のご報告などを中心として、代表メッセージやトピックスなどを、株主の皆様に向けてご報告しております。これまでは、半期毎/年2回の発行でしたが、統合報告書の発行に伴い、2020年2月期(第21期)より中間/オンラインのみの発行となりました。

2022年3月

株式会社エブリスタの完全子会社化

小説投稿サイトを運営する株式会社エブリスタの株式70.0%を株式会社ディー・エヌ-・エーから取得し、2021年12月14日付で子会社化。2022年3月24日には収益力の拡大と企業価値向上を目的として、株式会社NTTドコモが保有する持分(持分比率30.0%)を追加取得し、完全子会社化しました。完全子会社化によって連携を一層強化することで、当社グループが有するインプリント事業との協働や、各電子書店が手掛けるオリジナル作品および縦スクロールコミックへの原作提供など、新たなコンテンツ創出を目指します。

→ 株式会社エブリスタの株式の追加取得による完全子会社化に関するお知らせ(2022年3月24日)

2022年4月

バスケットボールクラブ運営法人「株式会社がんばろう徳島」設立

2022年4月1日、徳島県ゆかりの企業23社(当社含む)の共同出資により、当社の子会社として「株式会社がんばろう徳島」を設立。バスケットボールクラブ「TOKUSHIMA GAMBAROUS(徳島ガンバロウズ)」の運営および徳島初のBリーグ(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)への参入を目指します。共同設立した各社や行政、パートナー企業、そして地域の皆様をはじめとしたステークホルダーとの連携を強化し、当社の認知度向上および徳島県の地域プロスポーツ振興に寄与していきます。また、Bリーグ参入に先駆け、下部組織として県内有志によるアマチュアクラブ「TOKUSHIMA GAMBAROUS ALT(徳島ガンバロウズ オルト)」が同月発足しました。

→ メディアドゥ子会社のバスケットボールクラブ運営法人「がんばろう徳島」設立/徳島県ゆかりの企業23社が参画へ(2022年4月1日)

2022年6月

サステナビリティ推進委員会の設置

2022年6月1日、より一層持続可能な組織・企業体になることを目的として、リスク管理委員会を改組し、取締役会の下にその諮問機関として「サステナビリティ推進委員会」を設置。当社が掲げるミッション「著作物の健全なる創造サイクルの実現」、ビジョン「ひとりでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人へ」のもと、当社の事業・提供サービスが健全な経済社会の形成と著作物がもたらす文化の発展に貢献するべく、積極的に企業活動に取り組む必要があります。本委員会を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)に代表される環境問題や社会課題に対してもミッション・ビジョンを軸とした経営・戦略を推進し、ESGの切り口で事業機会とリスクを整理しながら、これからも課題解決と持続的な成長を両立させることに取り組んでいきます。

→ サステナビリティ推進委員会の設置に関するお知らせ(2022年6月1日)

電子書籍売上印税管理システム「PUBNAVI」のサービス提供を正式に開始

2022年6月1日、電子書籍売上印税管理システム「PUBNAVI(パブナビ)」のサービス提供を、株式会社光和コンピューターと正式に開始しました。紙書籍は印刷・重版されないと“絶版”となりますが、電子書籍はデジタルコンテンツのため原則“絶版”がなく、一度販売が開始されると半永久的に売上や印税の管理を継続する必要があります。増大する売上処理や印税管理に伴う出版社の負担を軽減するため、PUBNAVIは電子書籍販売管理/印税計算/印税支払管理などの機能を備えており、このシステムの提供を通じて出版社の業務効率化を支えるとともに出版業界のDXを支援していきます。
※ネット環境があればいつでもどこでも利用できるSaaS型で提供

→ メディアドゥと光和コンピューター、電子書籍売上印税管理システム「PUBNAVI」正式サービス開始(2022年6月1日)

2022年7月

クレディセゾンと資本業務提携を締結し、「まんがセゾン」の提供を開始

2022年7月4日、金融サービス会社の株式会社クレディセゾンと資本業務提携を締結し、2022年8月末時点でクレディセゾンは当社の第9位株主となっています。本提携に伴い、2022年7月11日、当社の電子書店「コミなび」をクレディセゾンの会員向けプランであるセゾンコースを主軸とする電子コミックサービス「まんがセゾン」にリニューアル。サイト上で販売されている全作品に使える書店ポイントを購入した際、「セゾンコース会員」限定でいつでも50%のポイントを還元します。常時のポイント還元率国内最大級に加え、セゾンカードでのお買い物で貯まった「永久不滅ポイント」のコミック購入への利用など、幅広いサービス拡充を通じて、セゾンカードおよび「まんがセゾン」の会員獲得を図り、電子書籍市場のさらなる拡大を目指します。
※メディアドゥ調べ

→ メディアドゥ、クレディセゾンと資本業務提携/電子書店「コミなび」を「まんがセゾン」に一新、セゾンカード会員向け「セゾンコース」導入(2022年7月4日)

2022年8月

縦スクロールコミック新レーベル「YUZU comics」設立

縦スクロールコミック(以下「TSC」)専門の新レーベル「YUZU comics(ユズコミック)」を設立し、2022年8月には中国の2作品を電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」で先行配信を開始しました。グループ各社や国内外の出版社、制作スタジオ、電子書店などとの連携により、国外で制作された有力なTSC作品の調達・翻訳・流通のほか、「YUZU comics」オリジナル作品の制作・流通を行います。2022年12月に手塚治虫の傑作マンガ『どろろ』を現代を舞台に続編としてTSCへリメイクしたオリジナル作品を配信予定。制作と流通の両面からIP価値を最大化し、TSCを含む電子コミック全体の市場拡大に貢献してまいります。

→ メディアドゥ、縦スクロールコミック新レーベル「YUZU comics」設立 国外作品の調達とオリジナル作品制作を展開(2022年9月21日)
→ メディアドゥ、手塚プロダクション、コピンコミュニケーションズ、手塚治虫の傑作マンガ『どろろ』を縦スクロールコミックで現代を舞台にリメイク決定(2022年5月26日)